ちょっとだけ法律のお話。

NHouSeの山下です。
建物を建てるときに避けては通れない法律があります。
その名は「建築基準法」!
昭和25年(1950年)に公布され、都度改正。
細かいところは、e-Gov法令検索で調べることができますが
ざっくりと知っておくとよいかもしれません。

建築基準法:安全で快適な街づくりを支える法律
建築基準法は、国民の生命・健康・財産の保護を目的とした日本の法律です。建築物の敷地、構造、設備、用途に関する最低基準を定め、安全で快適な街づくりを支えています。

1. 建築基準法の目的

建築基準法は、以下の3つの目的を掲げています。

安全性の確保: 地震や風水害などの災害に耐えられる構造や、火災時の避難経路などを定め、建築物の安全性確保を目指しています。
健康性の確保: 採光や通風、日射遮蔽など、建物の内部環境に関する基準を定め、健康的な居住空間の確保を目指しています。
快適性の確保: 騒音や振動、プライバシーの保護など、周辺環境への配慮に関する基準を定め、快適な住環境の確保を目指しています。

2. 建築基準法の主な内容

建築基準法は、大きく以下の4つの内容で構成されています。

敷地: 建築物の敷地の大きさや形状、道路との接道状況などに関する基準を定めています。
構造: 建築物の構造計算方法や耐火性能などに関する基準を定めています。
設備: 建築物の設備(電気設備、衛生設備、消防設備など)に関する基準を定めています。
用途: 建築物の用途(住宅、店舗、事務所など)ごとに、それぞれ許容される規模や構造、設備などを定めています。

3. 建築基準法の改正

建築基準法は、社会情勢や技術革新に合わせて定期的に改正されています。近年では、以下の改正が行われました。

2010年: 耐震性能の強化、省エネルギー性能の向上、高齢者や障害者への配慮など
2014年: 木造建築物の耐火性能の向上、都市計画区域における容積率の特例措置など
2020年: 建築物のデジタル化推進、災害に強い街づくりなど

4. 建築基準法と私たちの生活

建築基準法は、私たちが安全で快適な住環境で生活するために欠かせない法律です。建築基準法によって、建築物の安全性や健康性、快適性が確保されています。

建築基準法について詳しく知りたい方は、国土交通省のホームページや建築基準法の解説書などを参考にしてみてください。